グリーンデータセンター

概要

エクイニクスは2018年、グローバルでの電力消費量の約90%を再生可能エネルギーの購入によって調達しました。

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再生可能エネルギーに関する原則

当社では、グローバルプラットフォームにクリーンな再生可能エネルギーを100%使用する長期的な目標を掲げています。この目標を達成するため、当社では再生可能エネルギー購入に当たり、守るべき指針として4つの原則を確定しました。

  • 再生可能エネルギーおよび低カーボンエネルギーを優先します
  • エネルギーのローカルソースを優先します
  • 新しい、または最近構築されたエネルギー源を優先します
  • 新しいデータセンターの立地を探すときにはお気に入りの再生可能エネルギー政策を追求します

 

エクイニクスの取り組み

エクイニクスは、環境や我々が消費する資源についての責務を果たすための取り組みを、日々継続しています。この取り組みは環境フットプリントを最小限に抑える原動力、事業の推進力となり、お客様の持続的な事業運営を支援します。当社は、Platform Equinix®のエネルギーを100%クリーンな再生可能エネルギーで供給することを長期的に約束しており、この目標に基づき、世界中のお客様やパートナーにカーボンニュートラルなデータセンターとインターコネクションサービスを提供しています。

エクイニクスは2018年、グローバルでの電力消費量の約90%を再生可能エネルギーの購入によって調達しました。これは、2017年のグローバルでの再生可能エネルギー利用率、77%と比べて大幅に増加しています。当社はRE100の一環として2017年末までに50%達成を目標としていましたが、1年早く2016年末にはこの目標を達成しています。これには、Verizonデータセンター、Itconic、IO、Zeniumから最近買収した拠点も含まれます。2017年末の時点で当社の地域別再生可能エネルギー利用率は、南北アメリカ(72.7%)、アジアパシフィック(64.6%)、ヨーロッパ(89.3%)です。

2018年**の主な地域別再生可能エネルギー購入は以下のとおりです。

  • 南北アメリカ - 約95%の再生可能エネルギー利用率:エクイニクスは、長期的なバーチャル電力購入契約(VPPA)に基づいて、225MWの商業規模風力エネルギーを購入しています。さらに、1,250,000MWhの風力Green-e RECを購入しています。これにより、米国にあるすべての従来型サイトとVerizonサイトに対して100%を達成しています。
  • アジアパシフィック - 約75%の再生可能エネルギー利用率:上海および香港は中国のIRECで100%達成、シンガポールはベトナムのIRECで約75%達成、日本は中国のIRECと日本の排出量削減クレジット(J-クレジット)の組み合わせで100%達成しています。
  • ヨーロッパ - 約90%の再生可能エネルギー利用率:従来型のエクイニクスサイトで100%を達成しています。Telecityとの契約で再生可能エネルギーを追加する取り組みを継続中です。

** 上記の値は、2019年第2四半期において第三者により保証されますが、年末での最終量に基づき変更される可能性があります。


電力購入契約を通じた目標達成

エクイニクスは、地理的な負荷がそれぞれ異なる場合も再生可能エネルギーの購入が可能な契約手法であるバーチャル電力購入契約(VPPA)のアーリーアダプターです。2015年、当社はテキサスでの100MWの風力エネルギーとオクラホマでの125MWの風力エネルギーに対して長期契約を締結しました。テキサス州ウェーク市の風力ファームは2016年11月1日に開業し、オクラホマ州ラッシュ・スプリングスの風力ファームは2016年12月1日に開業しています。

当社は、現在の手法よりもさらに持続可能性の高いソリューションを常に自ら積極的に探すことは企業の責務であると考えており、「お客様とステークホルダーからの変わり続ける要求を満たしながら、豊かな世界を維持し、正しい行動をとるにはどうすればよいのか」と自問しています。当社が採用しているVPPAは、米国の配電網に大きな変化をもたらし、二酸化炭素排出量の少ない未来を推進するための革新的な手法です。


気候変動へのエクイニクスの影響:当社の温室ガスフットプリント

IBX運用による影響を透明化することは、当社の環境に関する戦略の重要な側面です。地域の再生可能エネルギー購入を含めない2017年のエクイニクスの二酸化炭素総排出量は、1,756,000mtCO2eでした(拠点ベースの二酸化炭素排出量)。再生可能エネルギーと地域サプライヤーの排出係数を考慮にした場合の二酸化炭素総排出量は、467,000mtCO2eでした。

エクイニクスの二酸化炭素排出量の内訳は、99%の電力消費と1%のその他燃料(オンサイトの予備発電用ディーゼルおよび天然ガスを含む)です。事業所およびIBX以外の運用が占める二酸化炭素排出量の割合は1%未満です。当社は世界資源研究所の温室効果ガス(GHG)プロトコルを採用しており、当社のスコープ1、スコープ2、およびスコープ3の大部分の排出量はISO 14064-3:2006標準で保証されたものです。

資源の消費に対するエクイニクスのその他の取り組みは以下のとおりです。

  • 米国内で37MWの燃料電池を契約。燃料電池自体はカーボンニュートラルではありませんが、二酸化炭素排出量を低く抑え、電力の消費場所で信頼性の高い電力を常時供給します。このため価格が安定し、地域送電網への依存を軽減できます。
  • 地域レベルでの消費電力削減目標として、電力使用効率(PUE)の年間2~3%の改善を掲げています。
  • より積極的な地域別設計目標として、平均PUEの8~10%削減を採用しています。
  • シンガポール、アムステルダム、アッシュバーンで太陽エネルギーの施設導入に投資しています。

コラボレーションと透明性に対する取り組み

エクイニクスは、適切な管理は測定に基づいて行う必要があると考えています。このため、グローバルでのオペレーションによる影響を測定して透明化する取り組みを推進しています。

当社の取り組みは、以下のような成果を上げています。

  • 2018年10月、U.S. Environmental Protection Agencyが発表したグリーン電力パートナーシップの米国上位100社リストで第6位を獲得
  • 2017年、CDPから「A」スコアを獲得し、リーダーシップとしての地位を確立

総合的な進展は以下のとおりです。

  • 2016年以降、温室ガスデータに対する第三者監査を受けており、CDP投資家調査およびサプライチェーン調査に対して気候変動データを報告しています。
  • 当社が参加しているその他の調査には、グローバル不動産サステナビリティベンチマーク(GRESB)、EcoVadisサプライヤーサステナビリティ調査、MSCI、Sustainalytics、FTSE Russellが含まれます。
  • エクイニクスは、当社のオペレーションによる影響を測定、報告、透明化する取り組みを推進しています。

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エネルギーミックス

事業が継続的に成長を続ける中、エクイニクスは2017年に4,518GWh、すなわち、米国の平均的な住宅400,000戸分に相当する電力を消費しました。当社の2017年の地域別エネルギー消費量は以下のとおりです。

  • 南北アメリカ:2,060GWh(全体の45%)
  • アジアパシフィック:800GWh(全体の18%)
  • ヨーロッパ:1,660GWh(全体の37%)

2017年、電力会社および供給会社から当社に直接供給された電力リソースは、以下のとおりでした(VPPA、認証、再生可能エネルギーの明言を介して購入された追加の再生可能エネルギーは含みません)。

南北アメリカ

  • 石炭 17.6%
  • ガス 29.2%
  • 原子力 28.0%
  • 電力会社所有の再生可能エネルギー 16.0%
  • その他 9.2%

アジアパシフィック:

  • 石炭 17.9%
  • ガス 62.4%
  • 原子力 6.5%
  • 電力会社所有の再生可能エネルギー 9.9%
  • その他 3.3%

ヨーロッパ:

  • 石炭 16.0%
  • ガス 22.0%
  • 原子力 14.2%
  • 電力会社所有の再生可能エネルギー 42.8%
  • その他 5.0%

グローバル

  • 石炭 17.1%
  • ガス 32.4%
  • 原子力 19.1%
  • 電力会社所有の再生可能エネルギー 24.8%
  • その他 6.6%

*この割合は、入手可能な限り具体的な供給業者との契約、電力会社または供給業者の具体的な発電ミックス、および報告された地域の電力網ミックスに基づいて計算されています。エクイニクスは、温室効果ガス(GHG)プロトコルの事業者排出量算定報告基準(スコープ2)に沿った取り組みを継続します。注:2017年の値には、Telecity、ビットアイル、Verizon Data Centers、Itconic、IO、Zeniumなど最近の買収によるものが含まれています。

環境にやさしい革新

2011年以来、当社はエネルギー効率化のためのアップグレード、改良および改善策に1億ドルを投資しており、さらに数百万ドルの投資を実行中です。当社の投資により、年間23,000キロワットの電力需要の節減が達成されていますが、これはつまり、2011年以来900,000MWh、おおよそ330,000メートルトンに値するCO2排出量の節減が世界で実現されたことになります。エクイニクスは、引き続き当社の省エネプログラム(EEP)を拡大し、データセンター内の継続的改善の機会の最大化に努めます。

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エクイニクスのエネルギー効率性向上プログラムによって、2011年以来330,000メートルトンのCO2排出量を削減することができました。これは、ほぼ77,000台の自動車が8億マイル(一台につき年間約11,000マイル)走る運転出力に匹敵します。

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世界的に展開されているグリーン技術

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適応制御システムは、消費電力を削減し、インテリジェントな分散型センサーと革新的な制御ポリシーを使用したアクティブエアフロー管理によって冷却能力を向上させます。 

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ASHRAEサーマルガイドラインは、当社の最新施設において室内温度を最適に保つための基準として使用されています。これによって、コンピューティング機器の動作温度を安全に保ちながら冷房における電力消費を削減できます。 

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コールド/ホットアイル格納は、データセンターにおける供給路の冷却された空気と排出路の加熱された空気を物理的に分離格納し、混ざり合うのを防ぐことで、エネルギー消費量の削減と冷却の効率化を実現します。 

Icon_Energy-efficient Lighting Systems@2x

エネルギー効率の高い照明システムは、人感センサー付き制御やLEDを使用してエネルギー消費を削減し、照明による放熱を削減します。 

Icon_Fuel Cell@2x

燃料電池は、エネルギー消費場所の近くで電力供給することで最大の効率と高い回復力を実現します。エクイニクスは38MWの燃料電池を米国で導入しています。 

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機械学習とAIをいくつかのパイロットプロジェクトで使用した結果、当社データセンターでの新たなエネルギー効率の改善が確認されています。 

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冷水温度設定を引き上げ、冷水温度を高くしてエネルギーを節約することで、設計および運用でのPUEを改善します。 

 IBXグリーンイノベーション